13,ジャンプシュート動作の良し悪しを見るキーポイント

・バックスイング完了時(ジャンプ完了時)のフォームを見る。

 ジャンプシュートが上手くできるかの見極めは、バックスイングしながら空中へ跳び上った一瞬の静止状態を見ることによってできる。この一瞬の体勢はジャンプシュート動作の良し悪しを端的に示すものである。ボールをもってうまくジャンプが出来たのか、そして投げの準備体勢ができているかがこの体勢を見れば判断がつくものである。

例1 左手が伸びない、振り込み脚が上がらない。

z

例2バックスイングで肘が下がっている。

z

例3 肘は下がっていないが、ボールの位置が低い

 このシュートの体勢は一概に悪いとは言えないが、シュートモーションからパスへの変化、シュートのバリエーションを考慮した場合、肘を曲げて頭の後方に位置させる動作を基本動作として習得させるほうがよいと考える。

z

例4 右足の振り込み足が、前方に振り出されている。
 腰が前方に向いているために、腰の先導的な動きによる「全身投げ」ができない。また足が前方に振り出されるためディフェンスやゴールキーパーとの対応上危険性がある。

z

ホーム 大西論文項目  小学校のハンドボールの授業に戻る